EK9型シビックタイプR、中古で買うときの注意点や前期・後期の違い

シビックタイプR(EK9)点検画像

MANABOON(マナブーン)のイシケンです。MANABOON HONDA Sportsでも常に仕入れに困るくらい未だに人気のあるシビックタイプR(EK9)。コンパクトなサイズに高性能なVTECエンジンを搭載したモデルで、ハッチバックタイプでサスペンション形式がダブルウィッシュボーンというタイプR好きが欲しいと思うパッケージを持った車です。シビックタイプR(EK9)サンライトイエロー画像今回は、そんなEK9のモデル紹介と合わせて、前期型と後期型の違いなどもご紹介していきます。また、EK9でよくあるトラブルなどもご紹介するので、中古車でこれから購入を考えている方は参考にしてもらえればと思います。

シビックタイプR(EK9)の前期モデル

シビックタイプR(EK9)画像
1997年8月、EK型のシビックにタイプRが加わりました。タイプR専用品としてチューンナップされたポイントは以下です。

・タイプR専用フロントアンダースポイラー
・タイプR専用リアアンダースポイラー
・タイプR専用15インチアルミホイール
・タイプR専用VTECエンジン(B16B)
・タイプR専用シャーシ
・メカニカル方式トルク感応型ヘリカルLSD
・大径フロント&リアディスクブレーキ
・タイプR専用ストラットタワーバー
・チタン製シフトノブ
・RECARO社製セミバケットシート
・MOMO社製革巻きステアリングホイール
・専用ドアトリム&フロアカーペット&マット

この中でも特にB16Bエンジンは当時の市販車としてはありえないスペックでした。1,600ccで最高出力は185ps。リッターあたり約116psを発生するレーシングエンジンです。EK9の前に発売されていたインテグラタイプRに搭載されたB18Cエンジンよりもリッターあたりの出力は高かったのです。B16Bエンジン画像

シビックタイプR(EK9)の後期モデル

シビックタイプR(EK9)画像1998年9月にマイナーチェンジが行われて、型式もE-EK9からGF-EK9へと変わりました。マメ知識ですが、「E-」型式までの車は、マフラーの近接排気音が103dbまでOKなのです。「GF-」以降は96dbなので、合法的に音量の大きいマフラーを入れたい方は前期モデルがおすすめです。柿本マフラー画像

シビックタイプR(EK9)の前期・後期の違い

EK9後期モデルになってからは以下の内容が変更されました。走行性能については全く変化ないです。主に外装と内装の変更となっています。後期型のフェイスの方が好みの方は多いみたいですね!

・フロントスポイラーの形状
・ボンネットの形状
・ヘッドライトの形状
・フェンダーの形状
・コンピューター
・2DINサイズのオーディオスペース
・ダイアル式エアコンパネル
・テールレンズ、ウィンカ部分がクリアレンズに変更

前期型に後期型フェイスを移植するためには、ボンネットやフェンダー、ヘッドライトなども含めて交換する必要があります。フロントバンパーだけというわけにはいかないので要注意ですよ。シビックタイプR(EK9)画像

シビックタイプR(EK9)のよくあるトラブル

中古車でこれからEK9を購入しようと思っている方は、買うときにどのような点に注意しておくべきで、購入後のメンテナンスはどのような点を気をつけておけば良いのか気になると思います。MANABOON HONDAではレース用にEK9を自社メンテで走らせています。また、中古車販売でも実績があるので、それらの経験を踏まえてご紹介します。

ゴム・ブッシュ類はほぼ死んでいる

いきなり死んでいるという表現もどうかと思いますが、正直世の中のほとんどのEK9のゴム・ブッシュ類は死んでいます。代表的なところでは以下の部位です。

・エンジンオイルパッキン
・エンジン&ミッションマウント
・トレーリングアームブッシュ
・フロントドライブシャフトブーツ

エンジンオイルパッキン劣化からのオイル滲み

ここのパッキンは熱にそこまで強くない印象です。サーキット走行を繰り返していると、エンジンオイルは簡単に140℃近くまでいきます。そして、エキマニがオイルパンの真下を通っていることもあり、これらの熱によってオイルパンパッキンがやられてエンジンオイルが滲んできます。EK9エンジンオイルパンパッキン画像

エンジン&ミッションマウントのちぎれ

EK9は5つのマウントでエンジンとミッションを支えています。これらのどれかか全てがちぎれていることが多いです。こちらはマウントの一つですが、左が新品で右がちぎれたマウントです。こんな感じで完全にちぎれてしまいます。シビックタイプR(EK9)エンジン&ミッションマウント画像

トレーリングアームブッシュの劣化

トレーリングアームとはリアの足回りのアームの一つで、主に上下の挙動をコントロールしている大事なアームです。このアームの中央部分にボディととめている大きなブッシュがあります。ここがちぎれていたりヒビが入っていることが多いです。トレーリングアーム画像

トレーリングアームブッシュ画像厄介なことに、このブッシュは純正は単体では出ていなく、トレーリングアームアッシーとなります。なので部品代は3万~4万ほどします。社外品で強化ブッシュが出ているので、それらに打ち替えるのが安いですが、このブッシュが硬くなるとかなり乗り心地は悪くなるので、サスペンションとの組み合わせを考えて入れましょう。

ドライブシャフトブーツの破れ

FF車なのでフロントのドライブシャフトブーツへの負荷はとても多いです。そのためブーツが破れてしまっている車は多いです。ドライブシャフトブーツ画像

EK9でエンジンがかからない?!吹けない?!

続いて、深刻なトラブルであるエンジン関連です。代表的なものは以下の3つです。

・ディストリビューターのトラブル
・スプールバルブのつまり
・プラグorプラグコード劣化

ディストリビューターのトラブル

デスビ画像
通称デスビと呼ばれている部品で、点火プラグへ電力を送っている電子部品です。デスビが壊れるとプラグへ電力が供給されないので、エンジンはかかりません。症状としては、クラッキングは力強くするけどエンジンの初爆(ブオォーンってやつ)がないです。最初はバッテリー上がり?と思いますが、力強くクラッキングしているようでしたらデスビが怪しいです。壊れ始めは、通電したりしなかったりなので、エンジンのかかりが悪いなくらいしか思いません。あと、デスビ本体を叩くとエンジンがかかったりします(笑)

スプールバルブのつまり

スプールバルブ画像
スプールバルブとは、簡単いうとVTECの切り替えを担っているバルブです。油圧で動くこのバルブは、エンジンの熱を直接受けます。油圧なのでオイルの汚れなどもたまります。バルブのパッキン劣化によるオイル滲みやフイルターの目詰まりなど、スプールバルブ周りのトラブルは比較的多いです。VTECに切り替わらない時はここを疑いましょう。

プラグorプラグコード劣化

プラグコード画像
中古で購入すると、以前のプラグ交換履歴はほぼわからないです。エンジンをあまりかけていない車や高回転まで回していない車の場合、プラグが劣化している可能性があります。その場合は、エンジンの始動性が悪かったり、アイドリングが落ち着かない、吹けが悪い、ストールするなどの症状が出ます。こんなこともあるため、中古で購入したらプラグは交換するようにしましょう。その際、日常使いでレーシングプラグは選ばないように!冬場はすぐに被ってしまいますよ。

シビックタイプR(EK9)を中古で買うときの注意点

もう中古でしか購入することができないEK9ですが、年数も経過しているのでどの車もそれなりの状態です。にも関わらず希少価値により相場は高騰傾向です。中古車相場では、70万〜200万を超えるEK9もあります。ただ、多くの方が購入する金額帯は100万前後だと思います。この価格帯ですと、10万kmオーバー、修復歴ありなどの車が多くなってきます。そのような車を買うときの注意点をまとめておきたいと思います。

シビックタイプR(EK9)は10万kmオーバーでも安心?!

サンライトイエローEK9画像まず走行距離ですが、10万kmオーバーでも安心してください。しっかりとオイル交換されてきたエンジンであれば、10万kmオーバーでもすぐに壊れることはありません。試乗して、エンジンの吹け上がりなどはチェックするようにしてましょう。過去に何度も10万kmオーバーのEK9を販売してきましたが、エンジンが壊れたお客様は今のところ一人もいません。要注意なのは、B20Bエンジンに載せ替えしている車です。腰下はB20でVTECをドッキングしているエンジンです。トルクもあってとても早いのですが、ブロックが弱いのでVTEC入れてガンガン走るとブロックに穴が空きます。なので、B20に載せ替えしているEK9を購入される際はある程度覚悟しておきましょう!

修復歴のあるシビックタイプR(EK9)は大丈夫なのか?!

バミュームメーター画像できることなら修復歴なしを買うのがいいですが、世の中のほとんどは修復歴有りになってきています。しかも軽度の修復歴車というのも少なくなっています。しっかり直って入れば問題ないですが、左右のホイールベースが違うような修復歴車はNGです。まっすぐ走りません。私は過去にEK9で足回りまでやってしまった中度の修復歴車を所有してサーキットガンガン走っていましたが、正直そこまで気になることはありませんでした。EK9を購入するならある程度の修復歴は仕方ないと思わないと買えないのが現実です。

サビが気になる!

EK9の宿命でしょうか、下回りが錆びている車が大半です。所有していたからわかるのですが、梅雨の時期などは室内がとても湿気臭くなります。若干フロアカーペットがウェッティな感じにもなります。そのくらい結露や雨露に対しては弱いです。オーナーの皆さんは室内にいくつも除湿剤を置いているくらいです。そのため、下回りのサビも気にするとEK9は買えないです。ボディの腐食が進みすぎて穴が空いている、もしくは空きそうな状態でなければある程度我慢するしかありません。

EK9の在庫(過去の在庫含む)


EK9型シビックタイプRのカタログ情報

ボディタイプ ハッチバック
ドア数 3ドア
乗員定員 4名
型式 E-EK9
全長×全幅×全高 4180×1695×1360mm
ホイールベース 2620mm
トレッド前/後 1480/1480mm
室内長×室内幅×室内高 1705×1390×1115mm
車両重量 1070kg
エンジン型式 B16B
最高出力 185ps(136kW)/8200rpm
最大トルク 16.3kg・m(160N・m)/7500rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1595cc
内径×行程 81.0mm×77.4mm
圧縮比 10.8
変速比 第1速 3.230
  第2速 2.105
  第3速 1.458
  第4速 1.107
  第5速 0.848
後退 3.000
最終減速比 4.400

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